[開催都市]
Pärnu … Estonia
パルヌ … エストニア
[開催時期]
2025:7.16 … 7.25
音楽祭のサイトへ ▷
世界的な活躍を続けているパーヴォ・ヤルヴィが母国エストニアに創設した音楽祭。バルト海を臨むパルヌは旧ソ連時代の有名な避暑地の一つで、作曲家のドミートリイ・ショスタコーヴィチ(1906 – 1975)、歴史的なヴァイオリニストのダヴィッド・オイストラフ(1908 – 1974)といった音楽家たちの別荘も多かった。
ヤルヴィ一家はパーヴォが18歳の時にアメリカに移住したが、彼は子供の頃の思い出が詰まったこの街に2010年、若手指揮者が学ぶマスター・クラス「ヤルヴィ・アカデミー」をスタートさせる。もちろん、彼の父であり、名指揮者として知られるネーヴェ・ヤルヴィと一緒に。同時にエストニアの若手演奏家を糾合したフェスティバル・オーケストラを起ち上げた。
音楽祭の会期は一週間で、メインの会場は2002年にオープンした1000人収容のコンサートホール。それ以外に街のあちこちでコンサートが行われており、ロマノフ王朝時代の恩師教会「聖エリザベス教会」といった歴史的な建造物の他、子供のコンサートはスパホテルが会場だ。ネーヴェが80歳を迎えて盛り上がった2017年のフェスティバルでは、ピアノのラドゥ・ルプー、ヴァイオリンのリサ・バティアシュヴィリといったアーティストがオーケストラと共演している。







