ミュンヘン・オペラ・フェスティバル
Münchner Opernfestspiele

[開催都市]
 München … Germany
 ミュンヘン … ドイツ

[開催時期]
 2025:6.27 … 7.31


  音楽祭のサイトへ ▷


世界五大歌劇場はどこか?、と質問されると、ドイツ語圏では、ウィーン国立オペラに加えて、ナツィオナルテアターを本拠地とするバイエルン州立オペラが当選確実だ。バイエルン公国の王室劇場が前身で、ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスの作品の初演が数多く行われた輝かしい歴史を持つ。

もちろん、歴史だけではない。演目を毎日変える「レパートリー・システム」で、年間300を超えるオペラとバレエの公演を行っている世界最大級のオペラ・カンパニーとして知られる。ナツィオナルテアター以外に王宮「レジデンツ」の中にあるキュビリエ劇場、プリンツ・レゲンテン劇場と、劇場を3つも擁する。

彼らがシーズンが閉幕する6月に行っているのがこのフェスティバル。シーズンを締め括る形で行われるだけに、フェスティバルはシーズンの総集編といった建て付けで、シーズン中に新演出で上演された作品が一挙上演される。そこにフェスティバル向けに用意されたプレミエ上演が加わる。

2022年のフェスティバルで披露される新制作は2作品で、ペンデレツキ《ルダンの悪魔》とリヒャルト・シュトラウス《カプリッチョ》。前者は音楽総監督のウラディーミル・ユロフスキ指揮、サイモン・ストーンの演出。後者はディアナ・ダムラウが主演し、指揮はローター・ケーニヒ。デヴィッド・マートンの新演出で登場する。

2009年が最後になったが、かつてはフェスティバルの最終日にワーグナーの《ニュルンベルクのマイスタージンガー》が上演されていた。作品がここで初演されたことに因むが、“歌合戦の物語”で1年の活動を締め括るのも洒落ていた。

関連記事

  1. コルドバ古楽音楽祭
    Ciclo de Música Antigua

  2. アテネ・バロック音楽祭
    Athens Baroque Festival

  3. ミシュコルツ・オペラ・フェスティバル
    Bartók Plusz Operafesztivál

  4. グラフェネック音楽祭
    Grafenegg Festival

  5. ブラチスラヴァ音楽祭
    Bratislavské Hudobné Slávnosti

  6. アテネ・エピダウロス芸術祭
    Φεστιβάλ Αθηνών Επιδαύρου

  7. 新作オペラFLASH 2019-2020[バイエルン州立オペラ]群盗

  8. グランダ・フェスティバル
    Festival Internacional de Ópera Alejandro Granda

  9. 新作オペラFLASH 2021/2022[フランクフルト市立オペラ]仮面舞踏会

  10. 新作オペラFLASH 2019-2020[フランクフルト市立オペラ]ムツェンスク郡のマクベス夫人

  11. 新作オペラFLASH 2020/21[ベルリン州立オペラ]西部の娘

  12. ヴィッテンベルク・ルネサンス音楽祭
    Wittenberger Renaissance Musikfestival

  13. ソフィア音楽週間
    Софийски музикални седмици

  14. ティオ・ペペ音楽祭
    Tio Pepe Festival

  15. セビリア古楽音楽祭
    Festival de Música Antigua de Sevilla