[開催都市]
Bad Kissingen … Germany
バート=キッシンゲン … ドイツ
[開催時期]
2026:6.11 … 7.18
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ドイツ南部の温泉保養地バート・キッシンゲンで毎年6月から7月にかけ、約1ヵ月にわたって行われる国際音楽祭。ドイツの夏の音楽祭を代表する一つで、クラシックを中心に、室内楽、オーケストラ、リサイタルまで幅広いプログラムが組まれ、著名な演奏家によるコンサートが続く。音楽祭の創立は1986年で、2026年は40周年という節目の年を迎えた。
その2026年は6月11日から7月18日までの開催。「マゼル・トフ=おめでとう」をテーマに、ユダヤ文化やバート・キッシンゲンとユダヤ史のつながりに焦点を当てたプログラムが多数組まれており、40周年を記念する演奏会にはサイモン・ラトル率いるバイエルン放送交響楽団が登場、オルフ《カルミナ・ブラーナ》で話題をさらった。
その他、ブダペスト祝祭管弦楽団(イヴァン・フィッシャー指揮)、hr放送交響楽団(アラン・アルティノグリュ指揮)、WDR放送交響楽団(クリスティアン・マチェラル指揮)、ベルリン・ドイツ交響楽団(ケント・ナガノ指揮)、コンツェルトハウス管弦楽団(ヨアナ・マルヴィッツ指揮)、BBC交響楽団(サカリ・オラモ指揮)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(ダリア・スタセヴスカ指揮)、バンベルク交響楽団(ヤクブ・フルシャ)の客演が続いた。
それらのオーケストラとソリストとして共演、あるいはリサイタルを開くアーティストも、ピアノだけで、エリザベート・レオンスカヤ、ルドルフ・ブッフビンダー、イゴール・レヴィット、ピョートル・アンデルシェフスキ、グリゴリー・ソコロフ、ジャン=イヴ・ティボーデ、それに藤田真央が顔を揃えるという華やかさ。
加えて、アンネ=ゾフィー・ムター、リサ・バティアシュヴィリ、ダニエル・ベーレ、イザベル・ファウスト、ジュリア・フィッシャー、クリスティアン・テツラフらが加わってのコンサートが連日行われている。また、チェチーリア・バルトリの10年ぶりの復帰も話題で、グルック《オルフェオとエウリディーチェ》をセミ・ステージ形式で上演していた。
音楽祭の主会場は、温泉保養施設群の中にある「ロッシーニ・ザール」や「マックス・リットマン・ザール」。マックス・リットマンは19世紀末にバイエルン王国で多くの劇場や公会堂を手がけた建築家で、この施設も彼の手になる。2026年は38日間の会期中に75のイベントが開催され、3万5千人を超える来場者を集めている。

