[開催都市]
Macerata … Italy
マチェラータ … イタリア
[開催時期]
2025:7.18 … 8.10
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この音楽祭、2021年からホームページなどで「マチェラータ音楽祭」という呼び方を強く打ち出すようになった。元々、フェスティバルが行われている街の名前から「マチェラータ音楽祭」と呼ばれることの方が多かったが、「スフェリステリオ・オペラ・フェスティバル」という表記を前面に打ち出していた。
その名前が使われてきたのは、オペラ上演を「アレーナ・スフェリステリオ」という野外劇場で行っているからだ。1820年代に建設された古代テニスのための新古典主義建築の競技場で、ステージは左右が100メートルを超え、収容人数は4,000弱という巨大な空間だ。
音楽祭の創設は1921年。この時は、ヴェルディの《アイーダ》が上演され、17回の公演に7万人が押し寄せている。つまり、2021年は100周年という節目の年。これを機に「マチェラータ」をより前面に、ということかもしれない。翌年1922年にはポンキエッリの《ラ・ジョコンダ》が上演されたが、そこで中断。音楽祭が復活したのは45年後の1967年だった。
以来、7月から8月にかけて3つないし4つのオペラが上演されている。作品の舞台を売春宿に置き換えたケン・ラッセル演出の《蝶々夫人》、登場人物をニューヨークの暴走族に置き換えたフランコ・ゼフィレッリ演出の《カルメン》など、オペラ界の話題をさらったプロダクションが上演されたこともある。
マチェラータはアドリア海沿岸のチヴィタノーヴァ・マルケから内陸へ20キロほど入ったところにある。夏は眩しい陽光の下、オペラ・フェスティバルで沸き返る。1989年には客席550席の「ラウロ・ロッシ劇場」の改装も終了、そこでもオペラを上演するようになっている。
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