近江の春 – びわ湖クラシック音楽祭 | Omi Spring

[開催都市]Otsu … Japan | 大津 … 日本
[開催時期]2019:4.27 … 4.28

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2018年からスタートした新しい音楽祭。綜合プロデューサーはびわ湖ホールの芸術監督を務める指揮者の沼尻竜典で、ホールを拠点としつつ、滋賀県内の各地でさまざまなコンサートを開く。コンセプトは、びわ湖ホールという開かれた場で地域とのつながりを深める、音楽大学の文化祭の面白さを持って来る、人数競争に決別して演奏家の気持ちを最大限尊重する、プログラムはすべてオリジナル・コンテンツ、の4つ。オリジナル・コンテンツへのこだわりは強く、5月5日の8人の歌手による連続リサイタル「歌手たちの競演」は、沖縄県出身のソプラノ、砂川涼子が「沖縄のこころ」と題してプログラムに沖縄民謡を入れ込んでいる他、その後の、藤原歌劇団の総監督でバリトンの折江忠道は「歌手生活41年 折江忠道七変化」と題して、ミュージカルを歌うといった具合。また、5月4日には「円熟を聴く」という器楽中心の40分の公演が8つ並ぶが、出演アーティストの基準が「デビューから25年以上」というユニークさ。ベテランの至芸を聴くという企画で、チェロの上村昇が迫昭嘉のピアノ伴奏で演奏したり、ヴァイオリンの戸田弥生のリサイタルでは、沼尻自身がピアノ伴奏を務める。夜は「湖畔広場」と呼ばれるスペースに約300の座席を設け、かがり火の中、野外公演が行われる。1年目はパーセルのオペラ《ディドとエネアス》が上演された。クラシック音楽以外のプログラムも盛りだくさん。県の選択無形民俗文化財に指定されている人形浄瑠璃「冨田人形」の公演に加えて、地元高校の吹奏楽部の演奏などもある。また、面白いのは毎回、テーマを有名なオペラ・アリアのタイトルから取ってくるところ。第1回目はグノーの《ロメオとジュリエット》から“私は夢に生きたい”、2年目はヴェルディの《運命の力》から“神よ、平和を与え給え”が選ばれている。

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