近江の春 – びわ湖クラシック音楽祭 | Omi Spring

[開催都市]Otsu … Japan | 大津 … 日本
[開催時期]2020:4.25 … 4.26

    音楽祭のサイトへ ▷


2018年からスタートした新しい音楽祭。綜合プロデューサーはびわ湖ホールの芸術監督を務める指揮者の沼尻竜典で、ホールを拠点としつつ、滋賀県内の各地でさまざまなコンサートを開く。

コンセプトは、びわ湖ホールという開かれた場で地域とのつながりを深める、音楽大学の文化祭の面白さを持って来る、人数競争に決別して演奏家の気持ちを最大限尊重する、プログラムはすべてオリジナル・コンテンツ、の4つ。

面白いのは毎回、テーマを有名なオペラ・アリアのタイトルから取ってくるところ。第1回目はグノーの《ロメオとジュリエット》から“私は夢に生きたい”、2年目はヴェルディの《運命の力》から“神よ、平和を与え給え”が選ばれている。

オリジナル・コンテンツへのこだわりは強く、8人の歌手による連続リサイタル「歌手たちの競演」では、ソプラノの砂川涼子が「沖縄のこころ」と題してプログラムに出身地・沖縄の民謡を入れ込む。その後の、藤原歌劇団の総監督でバリトンの折江忠道は「歌手生活41年 折江忠道七変化」と題して、ミュージカルを歌うなど凝った内容だ。

また、「円熟を聴く」という器楽中心の40分の公演が8つ並ぶが、出演アーティストの基準が「デビューから25年以上」というユニークさ。ベテランの至芸を聴くという企画で、チェロの上村昇が迫昭嘉のピアノ伴奏で演奏したり、ヴァイオリンの戸田弥生のリサイタルでは、沼尻自身がピアノ伴奏を務める。

夜は「湖畔広場」と呼ばれるスペースに約300の座席を設け、かがり火の中、野外公演が行われる。1年目はパーセルのオペラ《ディドとエネアス》が上演された。

クラシック音楽以外のプログラムも盛りだくさん。県の選択無形民俗文化財に指定されている人形浄瑠璃「冨田人形」の公演に加えて、地元高校の吹奏楽部の演奏などもある。

関連記事

  1. 木曽音楽祭 | Kiso Music Festival

  2. ニューヨーク・オペラ・フェスト | New York Opera Fest

  3. ブレバード音楽祭 | Brevard Music Center summer festival

  4. 白夜の星音楽祭 | Музыкальный фестиваль Звезды белых ночей

  5. シュティリアルテ音楽祭 | Styriarte

  6. オイティン音楽祭 | Eutiner Festspiele

  7. ウルリクスダール離宮オペラ | Opera på Confidencen

  8. クラクフ旧市街音楽祭 | Muzyka w Starym Krakowie

  9. グリマーグラス・フェスティバル | Glimmerglass Festival

  10. アヴァンシュ・オペラ・フェスティバル | Festival d’opéra Avenches

  11. エトルタ・オッフェンバック音楽祭 | Festival Offenbach d’Etretat

  12. ヴァチカン国際音楽祭 | Festival Internazionale di Musica e Arte Sacra

  13. オリンピコ劇場音楽週間 | Settimane Musicali al Teatro Olimpico

  14. 香港ベアーズ音楽祭 | 比爾斯飛躍演奏音樂節

  15. クエンカ宗教音楽週間 | Semana de Música Religiosa de Cuenca