[開催都市]
Tambov / Ivanovka … Russia
タンボフ / イワノフカ … ロシア
[開催時期]
2026:3.29 …4.3・7.11 … 7.12
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作曲家ラフマニノフをテーマにしたロシアの音楽祭の中でも、ロシア中部タンボフ州の州都タンボフで行われているこの音楽祭は2026年で第44回を迎える老舗だ。タンボフはモスクワの南東約460km、ツナ川とストゥデネツ川の合流付近に位置する。
そのタンボフから南東方向にさらに140キロのイワノフカは、ラフマニノフが毎年春から夏、初秋にかけて滞在していた「夏の創作拠点」となった町。その生活は約28年間続き、ここで交響曲第1番と第2番、《死の島》や《鐘》、《ジプシーの主題による奇想曲》といったオーケストラ曲、オペラ《フランチェスカ・ダ・リミニ》や《けちな騎士》、《聖ヨハネ金口聖体礼儀》といった作品が生み出されている。
帝都ペテルブルクで2月革命が始まった1917年4月、ラフマニノフと家族は混乱のモスクワを離れ、イワノフカに向かう。しかし、邸宅は社会革命党によって押収されていた。秋になってクリミアに移り、モスクワ、ペテルブルクを経て、1918年1月にはストックホルムへ。そのまま彼は二度とロシアの地を踏むことはなかった。
そんな縁で、タンボフのオーケストラは「ラフマニノフ記念アカデミー交響楽団」を名乗り、この音楽祭を牽引してきた。音楽祭は3月末から4月初めにかけて行われており、夏には博物館となっているラフマニノフ旧邸宅でもコンサートを開いている。2026年は首席指揮者のアレクセイ・モルグノフの率いるオーケストラとピアノのニコライ・ルガンスキーやボリス・ベレゾフスキーが共演している。

