[開催都市]
Leipzig … Germany
ライプツィヒ … ドイツ
[開催時期]
2026:6.11 … 6.21
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“音楽の父”バッハをテーマにした音楽祭の中で、最も長い歴史を誇るのがこの音楽祭。創設は第二次大戦前の1933年で、東独時代も音楽祭は続いてきた。バッハは創作活動期間の後半、1723年から死を迎える1750年までこの街の「Thomas kirche=トーマス教会」の音楽監督だった。
東独時代こそ安普請の味気ない建物が街の中心部を占めていたが、ライプツィヒは古くから交易の要所として栄えた街。15世紀にはハイデルベルクに続いて大学が設置され、見本市の開催や出版文化が花開いた文教都市で、ゲーテやニーチェといった文化人が活躍したのもこの街。日本からも森鴎外や滝廉太郎が留学したことでも知られる。
また、世界最古のオーケストラの一つとされるゲヴァントハウス管弦楽団が、その名前にもあるように「織物の見本市会場」を本拠地に設立されたのもこの街。音楽祭は毎年、聖霊降臨祭(復活祭後の第7日曜日)の3週間前の金曜日から10日間の会期で行われ、期間中に70を超えるプログラムが組まれている。

