ミュンヘン・オペラ・フェスティバル
Münchner Opernfestspiele

[開催都市]
 München … Germany
 ミュンヘン … ドイツ

[開催時期]
 2024:6.28 … 7.31


  音楽祭のサイトへ ▷


世界五大歌劇場はどこか?、と質問されると、ドイツ語圏では、ウィーン国立オペラに加えて、ナツィオナルテアターを本拠地とするバイエルン州立オペラが当選確実だ。バイエルン公国の王室劇場が前身で、ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスの作品の初演が数多く行われた輝かしい歴史を持つ。

もちろん、歴史だけではない。演目を毎日変える「レパートリー・システム」で、年間300を超えるオペラとバレエの公演を行っている世界最大級のオペラ・カンパニーとして知られる。ナツィオナルテアター以外に王宮「レジデンツ」の中にあるキュビリエ劇場、プリンツ・レゲンテン劇場と、劇場を3つも擁する。

彼らがシーズンが閉幕する6月に行っているのがこのフェスティバル。シーズンを締め括る形で行われるだけに、フェスティバルはシーズンの総集編といった建て付けで、シーズン中に新演出で上演された作品が一挙上演される。そこにフェスティバル向けに用意されたプレミエ上演が加わる。

2022年のフェスティバルで披露される新制作は2作品で、ペンデレツキ《ルダンの悪魔》とリヒャルト・シュトラウス《カプリッチョ》。前者は音楽総監督のウラディーミル・ユロフスキ指揮、サイモン・ストーンの演出。後者はディアナ・ダムラウが主演し、指揮はローター・ケーニヒ。デヴィッド・マートンの新演出で登場する。

2009年が最後になったが、かつてはフェスティバルの最終日にワーグナーの《ニュルンベルクのマイスタージンガー》が上演されていた。作品がここで初演されたことに因むが、“歌合戦の物語”で1年の活動を締め括るのも洒落ている。

関連記事

  1. ボースタッド室内楽音楽祭
    Båstad Kammarmusikfestival

  2. ラヴェンナ芸術祭
    Ravenna Festival

  3. 新作オペラFLASH 2021/2022[シュトゥットガルト州立オペラ]ルクルスの断罪

  4. セゴビア音楽祭
    MUSEG Festival Musical de Segovia

  5. ムジカ・エレクトニカ・ノヴァ
    Musica Electronica Nova

  6. コン・スピリト – 教会音楽祭
    Con Spirito – Egyházzenei Fesztivál

  7. エンガディン音楽祭
    Engadin Festival

  8. エディンバラ国際フェスティバル
    Edinburgh Internatioanl Festival

  9. 修道院音楽祭
    Klášterní Hudební Slavnosti

  10. イースト・ニューク音楽祭
    East Neuk festival

  11. グアダルキビール・ピアノ・フェスティバル
    Festival Internacional de Piano Guadalquivir

  12. 新作オペラFLASH 2019-2020[シュトゥットガルト州立オペラ]ボリス・ゴドノフ

  13. ボン・ベートーヴェン・フェスティバル
    Beethovenfest Bonn

  14. ラス・ロサス音楽祭
    Festival de Música de las Rozas

  15. チッピング・カムデン音楽祭
    Chipping Campden Music Festival