グリムボーン | Grimeborn

[開催都市]London … United Kingdom | ロンドン … イギリス
[開催時期]2019:7.29 … 9.7

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その名前からして過激だ。そう、どこからみても、あの有名な「グラインドボーン」をもじったとしか思えない名前なのだ。「グラインドボーン・フェスティバル・オペラ」といえば、ブラックタイ着用というドレスコードがあり、英国の数ある音楽祭の中でも、いや、数ある世界的な音楽祭の中でも、最も伝統と格式を重んじるスノッブな音楽祭として知られる。劇場も富裕層の多い、イギリス南東部のイースト・サセックスにある。

一方、こちらはロンドン北東部、移民が多く住んでいるハックニー地区にある「アルコラ劇場=Arcola theater」が主宰するフェスティバル。劇場の客席は200弱なので、こうなると、オペラというより芝居を楽しむ感覚に近い。劇場もそこを狙っているからだろう、演出にも捻りを効かせている。例えば、モーツァルトの《フィガロの結婚》は、アメリカのお騒がせの富豪子女と著名NBA選手との間の結婚疑惑の話に置き換えられる。演出的に切り込むことで、新しい発見をしてもらおうということだ。

そんな演出に重点が置いた舞台だからといって、役者が片手間に歌っているわけではなく、伸び盛りの若手歌手が出演していて音楽的にも手を抜かない。それもこれも「オペラを身近に、お手軽に」というポリシーに支えられているからだろう。お手軽という点では、5作品のチケットを買えば1枚あたりなんと10ポンドになる、というセット料金が設定され、おまけに併設のバーも10%OFFになるという特典まで付くという徹底ぶりだ。

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