エネスク国際フェスティバル | Enescu si Muzica LumiI

[開催都市]Bucharest … Romania | ブカレスト … ルーマニア
[開催時期]2019:8.31 … 9.22

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日本の街角でルーマニアの有名人を問うと、未だに返ってくる答えは、悲惨な最期を遂げた大統領ニコラエ・チャウセスクか、体操のオリンピック選手ナディア・コマネチが挙がる程度だ。ただ、音楽ファンは、この国が国際的なアーティストを数多く送り出していることを知っている。ディヌ・リパッティやクララ・ハスキル、ラドゥ・ルプーにアンジェラ・ゲオルギュー…。そして、その筆頭にくる存在が、ヴァイオリニスト・作曲家として活動したジョルジュ・エネスク(George Enescu)だ。

エネスクは1881年にリヴェニに生まれ、第2次大戦後の1955年にパリで亡くなった。ウィーン、続いてパリで学び、1920年代半ばからはヴァイオリン教師として名を轟かせ、門下からユーディ・メニューイン、アルテュール・グリュミオー、クリスチャン・フェラス、イヴリー・ギトリスといった20世紀を代表するヴァイオリニストたちを送り出している。同時に作曲家として交響曲やソナタを作曲。ルーマニアでは国民的英雄で、その肖像が5レイ紙幣に使われているほどだ。

音楽祭は1958年の創設で、2年に一度、毎年9月の開催。彼の名を戴いているだけに、ヨーロッパの夏の音楽祭の最後を飾るにふさわしい大規模な音楽祭で、期間中に権威あるコンクール(ピアノ、ヴァイオリン、作曲)も行われる。ルーマニア最大というより、東欧最大級の音楽祭として知られる。欧州各地から著名なオーケストラ、アーティストが客演するが、出演者はプログラムに必ずエネスク作品を1曲組み込むのがここのしきたり。4000人を収容する宮殿ホール「サラ・パラトゥルイ」、ドーム型の「アテネウル・ロマン」などのホールを会場に連日演奏会が行われる。

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